医薬経済オンライン

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IQVIAに見る市場動向

「胃」の薬に見る世界と日本の違い

2019年7月1日号

 米国IQVIAの調査によると、18年の医療用医薬品の世界売上高は1兆962億400万ドル(約120兆5824億円=18年12月31日の1ドル110円で換算)となった。トップは「ヒュミラ」で254億8500万ドル(約2兆8033億円)と他製品を圧倒した。伸び率も10.8%増と好調で、実額で2000億円も増えたことになる。 2位は「ランタス」で104億1400万ドル(約1兆1455億円)、3位は「エンブレル」の101億8100万ドル(約1兆1199億円)となった。両製品とも17年より落ち込んだため、ヒュミラとの差は開く一方だ。ただ、そのヒュミラも欧州でバイオシミラー(BS)が登場したこともあり、19年は失速する。米国ではBSの上市を狙っている独ベーリンガーインゲルハイムとの訴訟で和解したことを5月14日に発表した。非独占的ライセンス契約を同社と結んだ開始時期は23年7月となるので、業績に大きな打撃を受けるようなマイナスは避けられ...  米国IQVIAの調査によると、18年の医療用医薬品の世界売上高は1兆962億400万ドル(約120兆5824億円=18年12月31日の1ドル110円で換算)となった。トップは「ヒュミラ」で254億8500万ドル(約2兆8033億円)と他製品を圧倒した。伸び率も10.8%増と好調で、実額で2000億円も増えたことになる。 2位は「ランタス」で104億1400万ドル(約1兆1455億円)、3位は「エンブレル」の101億8100万ドル(約1兆1199億円)となった。両製品とも17年より落ち込んだため、ヒュミラとの差は開く一方だ。ただ、そのヒュミラも欧州でバイオシミラー(BS)が登場したこともあり、19年は失速する。米国ではBSの上市を狙っている独ベーリンガーインゲルハイムとの訴訟で和解したことを5月14日に発表した。非独占的ライセンス契約を同社と結んだ開始時期は23年7月となるので、業績に大きな打撃を受けるようなマイナスは避けられる

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