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OBSERVER

リボミック代表取締役社長 東京大学名誉教授・中村義一

2019年7月15日号

アカデミアとインダストリーの乖離――御社の創業理念のひとつは、「日本の創薬力を復活させる」ことですが、日本はバイオ医薬に続き、遺伝子療法などでも立ち遅れています。中村 本庶(佑)先生のPD1の仕事はあったが、そのほか日本全体に新薬を創出できているかというと、非常に手薄だ。よい進捗を示している企業もあるが、全体でみると遅れている状況はある。ただ、最近は核酸医薬に関してはよい潮流になってきている。03年に創業した頃と違うのは、新しいベンチャーや支援するファンドが次々と出てきて、層が厚くなってきているので、本当のブレークスルーが出てくることを期待している。あの頃は私も若かったので、リボミックが中心になると思っていたが、くすりをつくることは大変だと実感しながら、ここまでようやくきた。加齢黄斑変性で大きな薬を生み出して、これが私の最後の仕事になるかな、と... アカデミアとインダストリーの乖離――御社の創業理念のひとつは、「日本の創薬力を復活させる」ことですが、日本はバイオ医薬に続き、遺伝子療法などでも立ち遅れています。中村 本庶(佑)先生のPD1の仕事はあったが、そのほか日本全体に新薬を創出できているかというと、非常に手薄だ。よい進捗を示している企業もあるが、全体でみると遅れている状況はある。ただ、最近は核酸医薬に関してはよい潮流になってきている。03年に創業した頃と違うのは、新しいベンチャーや支援するファンドが次々と出てきて、層が厚くなってきているので、本当のブレークスルーが出てくることを期待している。あの頃は私も若かったので、リボミックが中心になると思っていたが、くすりをつくることは大変だと実感しながら、ここまでようやくきた。加齢黄斑変性で大きな薬を生み出して、これが私の最後の仕事になるかな、という

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