医薬経済オンライン

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【深層・医薬分業】存在の軽さを突き付ける「患者の死」

京都の医療・調剤過誤が問うものとは

2019年7月15日号

 医療の流れを止める――。一刻を争う急性期の医療から、継続的な治療が必要な慢性期まで、さまざまなケースがあるなか、治療の流れを自らの意思によって止めることができる医療従事者は限られる。診断や治療方針の決定を担う、医療の司令塔と言うべき医師はもちろんとして、その強い権限が日本の「薬剤師」に与えられていると聞いて、果たして世間のもつ薬剤師の印象と合致するだろうか。  いちいち薬局でも病名を聞かれて面倒くさい、話が長い、待ち時間が長い、愛想が悪い……。薬局や薬剤師への不満の声は民間のアンケート結果やインターネット上に溢れかえる。ドラッグストアで日用品のレジを手伝う薬剤師の姿ひとつをとっても、医薬品に関しては医師と並ぶほどの権限や義務をもっている存在に見えなくても、無理はないのかもしれない。  ただ、医師が診療・処方し、薬剤師...  医療の流れを止める――。一刻を争う急性期の医療から、継続的な治療が必要な慢性期まで、さまざまなケースがあるなか、治療の流れを自らの意思によって止めることができる医療従事者は限られる。診断や治療方針の決定を担う、医療の司令塔と言うべき医師はもちろんとして、その強い権限が日本の「薬剤師」に与えられていると聞いて、果たして世間のもつ薬剤師の印象と合致するだろうか。  いちいち薬局でも病名を聞かれて面倒くさい、話が長い、待ち時間が長い、愛想が悪い……。薬局や薬剤師への不満の声は民間のアンケート結果やインターネット上に溢れかえる。ドラッグストアで日用品のレジを手伝う薬剤師の姿ひとつをとっても、医薬品に関しては医師と並ぶほどの権限や義務をもっている存在に見えなくても、無理はないのかもしれない。  ただ、医師が診療・処方し、薬剤師が調

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