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鳥集徹の口に苦い話 〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

巨額有利子負債を抱える武田の驚くべき高額な「役員報酬」

第90回

鳥集徹

2019年7月15日号

 本誌姉妹紙「RISFAX」(7月1日付)が18年度の製薬各社の有価証券報告書を集計したところ、報酬が1億円を超えた役員が36人いたという。なかでも武田薬品のクリストフ・ウェバー社長が約17億5800億円とダントツだったそうだ。 36人中2位が、同じく武田の研究開発トップを務めるアンドリュー・プランプ氏で7億9500万円。3位に東和薬品の吉田逸郎社長がつけているが、大きく引き離されて3億2900万円となっている。また、武田では日本事業トップの岩﨑真人氏が1億9300万円だが、ウェバー社長やプランプ氏には及ばない。武田のツートップは、まさに「日本人離れ」した報酬を受け取っていると言えるだろう。 ビジネス界に疎い筆者には、これが適正な報酬かどうかわからない。ただ、19年3月期の有価証券報告書で公表されたトヨタ自動車の役員報酬を調べたら、豊田章男社長が3億8600万円なのに対し、同社ディ...  本誌姉妹紙「RISFAX」(7月1日付)が18年度の製薬各社の有価証券報告書を集計したところ、報酬が1億円を超えた役員が36人いたという。なかでも武田薬品のクリストフ・ウェバー社長が約17億5800億円とダントツだったそうだ。 36人中2位が、同じく武田の研究開発トップを務めるアンドリュー・プランプ氏で7億9500万円。3位に東和薬品の吉田逸郎社長がつけているが、大きく引き離されて3億2900万円となっている。また、武田では日本事業トップの岩﨑真人氏が1億9300万円だが、ウェバー社長やプランプ氏には及ばない。武田のツートップは、まさに「日本人離れ」した報酬を受け取っていると言えるだろう。 ビジネス界に疎い筆者には、これが適正な報酬かどうかわからない。ただ、19年3月期の有価証券報告書で公表されたトヨタ自動車の役員報酬を調べたら、豊田章男社長が3億8600万円なのに対し、同社ディディ

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