「視界不良」のフォーミュラリー
日本調剤新事業にメーカーは熱視線、中医協は冷や水
2019年7月15日号
「日本調剤は何を考えているんだ」
日調の新たな動きに業界関係者が首を捻っている。6月24日、東京駅周辺のビル街が見下ろせる日調本社の会議室に、数十社の新薬メーカーから担当者が詰めかけた。そこでは、新しく立ち上げられた「フォーミュラリー事業推進部」の説明会が開かれた。
フォーミュラリーは、平たく言えば「薬効別のおすすめ医薬品リスト」だ。製薬企業にとっては、もし自社の製品がリストから外されてしまえば、フォーミュラリーを採用した病院や、その周辺の診療所、薬局での売上げを大幅に失いかねない事態になる。
「適切な医薬品選びのため、新薬の情報を提供してほしい」と呼びかける日調に対し、“選ばれる立場”となったメーカーからは「どのように選ぶのか」「選んだ理由は公表されるのか」と、警戒心を隠し切れない質問が飛び交った。
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「日本調剤は何を考えているんだ」
日調の新たな動きに業界関係者が首を捻っている。6月24日、東京駅周辺のビル街が見下ろせる日調本社の会議室に、数十社の新薬メーカーから担当者が詰めかけた。そこでは、新しく立ち上げられた「フォーミュラリー事業推進部」の説明会が開かれた。
フォーミュラリーは、平たく言えば「薬効別のおすすめ医薬品リスト」だ。製薬企業にとっては、もし自社の製品がリストから外されてしまえば、フォーミュラリーを採用した病院や、その周辺の診療所、薬局での売上げを大幅に失いかねない事態になる。
「適切な医薬品選びのため、新薬の情報を提供してほしい」と呼びかける日調に対し、“選ばれる立場”となったメーカーからは「どのように選ぶのか」「選んだ理由は公表されるのか」と、警戒心を隠し切れない質問が飛び交った。
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