医薬経済オンライン

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武田とアステラスの報酬制度の「違い」

ウェバー社長の算定根拠は「複雑怪奇」

2019年7月15日号

 日本最大級の買収劇を仕掛けた武田薬品のクリストフ・ウェバー社長CEOの18年度の報酬は17億5800万円にのぼった。前年度から5億4100万円のアップで、東京商工リサーチによれば日本全国で4位にランクインする。シャイアー買収によって悲願の世界トップ10入りを果たした武田。しかし、報酬ランキングで世界に戦うには、今少し及ばないようだ。  世界の製薬企業上位30社を対象に各社のCEOの報酬を調べてみると、最高額は36億円を超える。イスラエルのテバ・ファーマスーティカルのカール・シュルツCEOは17年11月に就任したばかりの新米CEOだが、入社契約金2000万ドル(22億4000万円)があり、破格の報酬となった。  2位から10位までは米国企業が占めており、20億円以上はシュルツCEOを含め8人。10億円台でトップ10入りできたのはイーライリリーとバイオジェンの2人のCEOのみだ。...  日本最大級の買収劇を仕掛けた武田薬品のクリストフ・ウェバー社長CEOの18年度の報酬は17億5800万円にのぼった。前年度から5億4100万円のアップで、東京商工リサーチによれば日本全国で4位にランクインする。シャイアー買収によって悲願の世界トップ10入りを果たした武田。しかし、報酬ランキングで世界に戦うには、今少し及ばないようだ。  世界の製薬企業上位30社を対象に各社のCEOの報酬を調べてみると、最高額は36億円を超える。イスラエルのテバ・ファーマスーティカルのカール・シュルツCEOは17年11月に就任したばかりの新米CEOだが、入社契約金2000万ドル(22億4000万円)があり、破格の報酬となった。  2位から10位までは米国企業が占めており、20億円以上はシュルツCEOを含め8人。10億円台でトップ10入りできたのはイーライリリーとバイオジェンの2人のCEOのみだ。武

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