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「予想を超えた」HPVワクチンの有効性

2019年7月15日号

 ワクチン承認以降、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染者数が著しく減少している傾向にあるとの研究成果が、6月26日の医学誌『ランセット』に掲載された。国際的な研究の結果から、HPVワクチンが子宮頸がんを予防する強力な証拠を得たと研究者たちは評価している。  HPVは性交渉などによって感染が広がるウイルスで、子宮頸がんなどの原因になるとされている。今回ランセットに発表された結果からWHO(世界保健機関)は、女児のみでなく、男児及び成人へのワクチン接種もHPV感染を減少させるための重要な手段になるとの考えを示した。  WHOはHPV撲滅の可能性を模索しており、世界中でワクチン接種率を上げるためのキャンペーンを開始している。今回の研究を主導したカナダ・ラヴァル大学のマルク・ブリッソン教授は「ワクチン接種率が十分な高さを維持できれば、一部の国家...  ワクチン承認以降、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染者数が著しく減少している傾向にあるとの研究成果が、6月26日の医学誌『ランセット』に掲載された。国際的な研究の結果から、HPVワクチンが子宮頸がんを予防する強力な証拠を得たと研究者たちは評価している。  HPVは性交渉などによって感染が広がるウイルスで、子宮頸がんなどの原因になるとされている。今回ランセットに発表された結果からWHO(世界保健機関)は、女児のみでなく、男児及び成人へのワクチン接種もHPV感染を減少させるための重要な手段になるとの考えを示した。  WHOはHPV撲滅の可能性を模索しており、世界中でワクチン接種率を上げるためのキャンペーンを開始している。今回の研究を主導したカナダ・ラヴァル大学のマルク・ブリッソン教授は「ワクチン接種率が十分な高さを維持できれば、一部の国家や地

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