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平時医療体制の破綻に備える~電光石火こそ最良の有事医療~

医療従事者のリーダーシップが鍵

第80回

愛知医科大学 非常勤講師 照井資規

2019年7月15日号

 筆者は連載第73回(4月1日号)で、「外傷死の三角形」の解説を通じて「誰もができることこそ多くの命を救う、医療専門技術で極限状況の命をつなぐ」ことが、有事において最大多数の最大救命の鍵になると記した。加えて、その実現のために、現場で介助者を運用できる医療従事者のリーダーシップ能力が鍵となると指摘した。  今回は、誰もが行うべき「救命手当」と、それを運用するための医療従事者のリーダーシップについて述べる。  繰り返すが、大規模災害などで最大多数の最大救命を実現するために、最も重要なもの、それは誰にでもできることは「やってもらう」という考え方と医療従事者のリーダーシップである。  いざ有事だからと意識を変えても、人の能力は2倍、3倍になったりはしない。複数の人を同時に治療できるようにはならない。  治...  筆者は連載第73回(4月1日号)で、「外傷死の三角形」の解説を通じて「誰もができることこそ多くの命を救う、医療専門技術で極限状況の命をつなぐ」ことが、有事において最大多数の最大救命の鍵になると記した。加えて、その実現のために、現場で介助者を運用できる医療従事者のリーダーシップ能力が鍵となると指摘した。  今回は、誰もが行うべき「救命手当」と、それを運用するための医療従事者のリーダーシップについて述べる。  繰り返すが、大規模災害などで最大多数の最大救命を実現するために、最も重要なもの、それは誰にでもできることは「やってもらう」という考え方と医療従事者のリーダーシップである。  いざ有事だからと意識を変えても、人の能力は2倍、3倍になったりはしない。複数の人を同時に治療できるようにはならない。  治療で

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