経済記事の読み方
金庫がスカスカで猶予はあまりない
スルガを品定めする面々の本気度
2019年7月15日号
シェアハウスをめぐる不正融資を契機に業績不振が続くスルガ銀行のスポンサー探しが停滞している。5月の決算発表と同時に発表された新生銀行、家電量販大手ノジマとの合意内容は、いずれも資金協力がない業務提携となっている。最優先課題である財務の補完には至らず、今後の支援先選定は難航しそうだ。
結局どこへ向かうのか
同行の19年3月期決算を見ると、前年度比で預金は1兆円マイナスで貸出金も約3500億円減少しており、業績低下に歯止めがかかっていない。元本の一部カットを開始したシェアハウスローンの貸出残高は2019億円で、延滞率(3ヵ月以上の未返済)は39.7%。貸し倒れに備えた引当金は約1350億円、保全率92%は決して低くない。
ところが、個人ローン(単体)の実行額を見ると前年度に3533億円あったものが、373億円となっている。...
シェアハウスをめぐる不正融資を契機に業績不振が続くスルガ銀行のスポンサー探しが停滞している。5月の決算発表と同時に発表された新生銀行、家電量販大手ノジマとの合意内容は、いずれも資金協力がない業務提携となっている。最優先課題である財務の補完には至らず、今後の支援先選定は難航しそうだ。
結局どこへ向かうのか
同行の19年3月期決算を見ると、前年度比で預金は1兆円マイナスで貸出金も約3500億円減少しており、業績低下に歯止めがかかっていない。元本の一部カットを開始したシェアハウスローンの貸出残高は2019億円で、延滞率(3ヵ月以上の未返済)は39.7%。貸し倒れに備えた引当金は約1350億円、保全率92%は決して低くない。
ところが、個人ローン(単体)の実行額を見ると前年度に3533億円あったものが、373億円となっている。また
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録