「存在感」増すコマツ坂根元社長
武田株主総会で疑問視された社外取締役の「役目」
2019年7月15日号
「長いよね。坂根さんが、あれほど長々と話す必要があったのかと思う。社外取締役なのに」
武田薬品は6月27日に株主総会を開催したが会場となったパシフィコ横浜から出てきた50歳代男性株主は本誌に総会の感想をそう語った。「坂根さん」とは、武田薬品の社外取締役を務める小松製作所(コマツ)の坂根正弘(78・写真)元社長のこと。クリストフ・ウェバー社長兼CEOに代わり、株主提案のあった議題について説明したことで印象に残ったようだ。
株主総会は、武田が今年1月にアイルランドの製薬大手シャイアーを6兆2000億円で買収してから初めて開催し、議案は8件。6件が会社側の提案で、残り2件はシャイアー買収に反対してきた創業家やOBらで構成する「武田薬品の将来を考える会」(考える会)の株主提案だった。
考える会は金額にかかわらず役員...
「長いよね。坂根さんが、あれほど長々と話す必要があったのかと思う。社外取締役なのに」
武田薬品は6月27日に株主総会を開催したが会場となったパシフィコ横浜から出てきた50歳代男性株主は本誌に総会の感想をそう語った。「坂根さん」とは、武田薬品の社外取締役を務める小松製作所(コマツ)の坂根正弘(78・写真)元社長のこと。クリストフ・ウェバー社長兼CEOに代わり、株主提案のあった議題について説明したことで印象に残ったようだ。
株主総会は、武田が今年1月にアイルランドの製薬大手シャイアーを6兆2000億円で買収してから初めて開催し、議案は8件。6件が会社側の提案で、残り2件はシャイアー買収に反対してきた創業家やOBらで構成する「武田薬品の将来を考える会」(考える会)の株主提案だった。
考える会は金額にかかわらず役員報
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