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話題の焦点

「喫煙による失明」

2019年8月1日号

 喫煙による肺がんの危険は誰でも知っていることだが、喫煙によって、急激に視力が低下し出し、場合によっては失明の危険性があることはほとんど知られていない。 失明の心配を知ると、恐怖感としては呼吸障害よりも高いという調査結果も出ている。 そこで、パッケージに「急激な視力低下・失明の危険」の警告文を掲載、オーストラリアでは大きな禁煙の動機付けにつなげている。 極めてグロテスクな眼疾患の写真を載せ、加齢黄斑変性になると、「目に直接注射も」と脅かし、メッセージ付きキャンペーンで、青少年にかなり禁煙を考える人が増えたという。 近年、日本でも急増している加齢黄斑変性は、喫煙による発症リスクが3倍という疫学データがある(久山町研究)。 喫煙はニコチンによる毛細血管の収縮や酸化炭素による酸素不足により網膜が傷み、加齢黄斑変性を引き起こす。タバコ喫煙による失...  喫煙による肺がんの危険は誰でも知っていることだが、喫煙によって、急激に視力が低下し出し、場合によっては失明の危険性があることはほとんど知られていない。 失明の心配を知ると、恐怖感としては呼吸障害よりも高いという調査結果も出ている。 そこで、パッケージに「急激な視力低下・失明の危険」の警告文を掲載、オーストラリアでは大きな禁煙の動機付けにつなげている。 極めてグロテスクな眼疾患の写真を載せ、加齢黄斑変性になると、「目に直接注射も」と脅かし、メッセージ付きキャンペーンで、青少年にかなり禁煙を考える人が増えたという。 近年、日本でも急増している加齢黄斑変性は、喫煙による発症リスクが3倍という疫学データがある(久山町研究)。 喫煙はニコチンによる毛細血管の収縮や酸化炭素による酸素不足により網膜が傷み、加齢黄斑変性を引き起こす。タバコ喫煙による失明

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