機器企業の経営診断
富士フイルムホールディングス
着々進む医療機器事業強化 収益推移は計画超える
2019年8月1日号
富士フイルムホールディングスの18年度業績は売上高が2兆4315億円、営業利益が2098億円だった。売上高は▲0.1%だったが、営業利益は70.1%の大幅増益で過去最高を更新した。18年度は17年度からの3ヵ年中期経営計画の中間年に当たった。19年度は売上高2兆4800億円、営業利益2400億円を予想。2%の増収、14.4%の増益になる。
中計策定時の19年度目標は売上高2兆6000億円、営業利益が2300億円だった。売上高は下方修正、営業利益は上方修正した。営業利益率は16年度の7.4%から8.8%に引き上げることを目標としていた。18年度実績は8.6%に上昇、微減収ながら大幅増益をもたらし、19年度は9.7%へさらに向上する予想だ。収益性の向上、営業利益の大幅増に寄与したのは、事業別ではヘルスケアの拡大とドキュメントの構造改善だ。ヘルスケアは売上高規模では全体の2割程度でしかないが、成長...
富士フイルムホールディングスの18年度業績は売上高が2兆4315億円、営業利益が2098億円だった。売上高は▲0.1%だったが、営業利益は70.1%の大幅増益で過去最高を更新した。18年度は17年度からの3ヵ年中期経営計画の中間年に当たった。19年度は売上高2兆4800億円、営業利益2400億円を予想。2%の増収、14.4%の増益になる。
中計策定時の19年度目標は売上高2兆6000億円、営業利益が2300億円だった。売上高は下方修正、営業利益は上方修正した。営業利益率は16年度の7.4%から8.8%に引き上げることを目標としていた。18年度実績は8.6%に上昇、微減収ながら大幅増益をもたらし、19年度は9.7%へさらに向上する予想だ。収益性の向上、営業利益の大幅増に寄与したのは、事業別ではヘルスケアの拡大とドキュメントの構造改善だ。ヘルスケアは売上高規模では全体の2割程度でしかないが、成長を
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録