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特集・2019参院選

「首相補佐官」衛藤氏に恩は売れたのか

製薬業界で応援戦略を立てた元厚労省局長

2019年8月1日号

 梅雨の晴れ間で気温30度を超える東京下町の北千住駅前は、むしむしとしていた。その暑さのなかスーツを着た十数人の集団があった。スーツの襟に大日本住友製薬の社章が付いている。アステラス製薬や第一三共の社員の姿もある。7月19日の午後2時前。参院選に出馬した自民党の衛藤晟一候補(首相補佐官)と丸川珠代候補(元五輪相)の街頭演説の応援に集まった製薬企業の社員たちだ。衛藤氏と丸川氏は、その集団の中心にいる恰幅のいい白髪の男性を見つけると、すぐに歩み寄って挨拶した。応じたのは中山讓治氏。第一三共の会長だった。 衛藤氏(左)と談笑する中山会長(右)   中山氏は2人と握手しながら深くお辞儀した。中山氏はこの日、忙しいスケジュールの合間を縫って街頭演説の応援に駆けつけていた。演説が始まると炎天下でじっと40分間、終わるまで見届けた...  梅雨の晴れ間で気温30度を超える東京下町の北千住駅前は、むしむしとしていた。その暑さのなかスーツを着た十数人の集団があった。スーツの襟に大日本住友製薬の社章が付いている。アステラス製薬や第一三共の社員の姿もある。7月19日の午後2時前。参院選に出馬した自民党の衛藤晟一候補(首相補佐官)と丸川珠代候補(元五輪相)の街頭演説の応援に集まった製薬企業の社員たちだ。衛藤氏と丸川氏は、その集団の中心にいる恰幅のいい白髪の男性を見つけると、すぐに歩み寄って挨拶した。応じたのは中山讓治氏。第一三共の会長だった。 衛藤氏(左)と談笑する中山会長(右)   中山氏は2人と握手しながら深くお辞儀した。中山氏はこの日、忙しいスケジュールの合間を縫って街頭演説の応援に駆けつけていた。演説が始まると炎天下でじっと40分間、終わるまで見届けた。

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