医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

薬剤師自ら出鼻を挫いた「タスクシフト」

「新味なし」「心に響かない」慎ましやかな提案内容

2019年8月1日号

「せっかくの大チャンスを最初から潰してしまっている。もっと医師や厚生労働省の医系技官に対してガツガツ攻められないものか」  薬剤師や薬局業界はもちろん、与党国会議員関係者からも落胆の声が聞かれる。厚労省が力を入れている「医師の働き方改革」に絡んだ、薬剤師関係団体の「控え目な振る舞い」に対してだ。  7月17日。厚労省がタスク・シフティングの実現に向けて開いた医療関係団体へのヒアリングの場に、日本薬剤師会の安部好弘副会長と、日本病院薬剤師会の桒原健専務理事が出席。両者が提出した連名の意見書が「心に響かない」(都内病院薬剤部長)と業界内で話題になっている。資料は、医師の業務負担に向け、医師から薬剤師への「タスク・シフティング」に関する要望を示したものだった。それが、あまりにも平凡すぎた。  医師の働き方改革をめ... 「せっかくの大チャンスを最初から潰してしまっている。もっと医師や厚生労働省の医系技官に対してガツガツ攻められないものか」  薬剤師や薬局業界はもちろん、与党国会議員関係者からも落胆の声が聞かれる。厚労省が力を入れている「医師の働き方改革」に絡んだ、薬剤師関係団体の「控え目な振る舞い」に対してだ。  7月17日。厚労省がタスク・シフティングの実現に向けて開いた医療関係団体へのヒアリングの場に、日本薬剤師会の安部好弘副会長と、日本病院薬剤師会の桒原健専務理事が出席。両者が提出した連名の意見書が「心に響かない」(都内病院薬剤部長)と業界内で話題になっている。資料は、医師の業務負担に向け、医師から薬剤師への「タスク・シフティング」に関する要望を示したものだった。それが、あまりにも平凡すぎた。  医師の働き方改革をめぐっ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence