医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える~電光石火こそ最良の有事医療~

危機管理の考え方

第81回

愛知医科大学 非常勤講師 照井資規

2019年8月1日号

「危機管理」と聞けば、 ①専門組織の立ち上げ(人手がかかる) ②収益に直接結びつかない出費(お金がかかる) ③収益に直接結びつかない業務増(仕事が増える) の3大負担増がまず思い浮かぶ。しかし、本来の危機管理とは、企業や病院、学校などを安定して存続させ、社員、顧客など関係者の命の安全を守ることである。  この基本に立ち返り、 1、経営の危機管理(収益を増やして安定させる) 2、人間関係の危機管理(組織を存続、発展させる) 3、自然災害や人災からの危機管理(防災・防犯) を3本柱として取り組むべきもので、余分な費用がかかる「保険」ではなく、継続して発展していくための「投資」的な面が大きい。  近年、テロの最初の標的となるのは救急外来を備え... 「危機管理」と聞けば、 ①専門組織の立ち上げ(人手がかかる) ②収益に直接結びつかない出費(お金がかかる) ③収益に直接結びつかない業務増(仕事が増える) の3大負担増がまず思い浮かぶ。しかし、本来の危機管理とは、企業や病院、学校などを安定して存続させ、社員、顧客など関係者の命の安全を守ることである。  この基本に立ち返り、 1、経営の危機管理(収益を増やして安定させる) 2、人間関係の危機管理(組織を存続、発展させる) 3、自然災害や人災からの危機管理(防災・防犯) を3本柱として取り組むべきもので、余分な費用がかかる「保険」ではなく、継続して発展していくための「投資」的な面が大きい。  近年、テロの最初の標的となるのは救急外来を備えた病

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