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Pharmacoeconomicsー療法の価値ー

大きな便益追加の新薬は25%のみ

第33回 ドイツIQWIGによる新薬評価:2011~17

2019年8月1日号

▽ドイツは標準療法を対照とする新薬による便益追加の度合いを測り、薬価に反映するシステムを採る ▽2011~17年に152新薬、64適応拡大を評価したが、大規模/多量の便益追加は25%のみだった ▽医療技術評価を担うIQWiG(医療における質と効率研究所)の薬剤評価部長らによる報告だ 【出典】  Beate Wieseler, et al., New drugs : Where did we go wrong and what can we do better?, BMJ.2019年7月10日  ドイツが標準療法を対照として測った臨床的便益の追加度に応じて発売1年後の新薬の保険払い戻し額を決める制度を導入したのは2011年のことだ。「医療製品のための市場改革法」(AMNOG)に基づいて、IQWiG(医療における質と効率研究所)が医療技術評価(HTA)の基礎作業を担っている。  そのIQWiGが活動開始から7年間(2011〜17年)、どんな新... ▽ドイツは標準療法を対照とする新薬による便益追加の度合いを測り、薬価に反映するシステムを採る ▽2011~17年に152新薬、64適応拡大を評価したが、大規模/多量の便益追加は25%のみだった ▽医療技術評価を担うIQWiG(医療における質と効率研究所)の薬剤評価部長らによる報告だ 【出典】  Beate Wieseler, et al., New drugs : Where did we go wrong and what can we do better?, BMJ.2019年7月10日  ドイツが標準療法を対照として測った臨床的便益の追加度に応じて発売1年後の新薬の保険払い戻し額を決める制度を導入したのは2011年のことだ。「医療製品のための市場改革法」(AMNOG)に基づいて、IQWiG(医療における質と効率研究所)が医療技術評価(HTA)の基礎作業を担っている。  そのIQWiGが活動開始から7年間(2011〜17年)、どんな新薬と

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