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マスコミは大いに囃し立てるが

千葉銀と横浜銀の実に「平凡」な提携

2019年8月1日号

 地銀業界で預金量1位の横浜銀行と2位の千葉銀行が、7月に業務提携契約を結んだ。この提携で今後5年間、両行合計で100億円以上の収益増を見込んでいるという。  合併や経営統合なら地銀上位行同士だから話題にもなろうが、出資を伴わない業務提携の発表がこれほど大きな扱いになるのは驚きである。しかも、提携内容は最近の地銀業界では珍しくないものばかりで、まったく新鮮味がない。互いに「戦略の親和性がある」とトップは説明するが、それならわざわざ手を結ぶ必要があるのか。また、提携の背景として高齢化や人口減少で地域金融機関経営が厳しい状況にあることを挙げているものの、首都圏のベッドタウンでもある両県に過疎化の不安はないはずである。  提携の狙い、過剰な報道の裏に何かが隠されているような気がしてならない。  ダイヤモン...  地銀業界で預金量1位の横浜銀行と2位の千葉銀行が、7月に業務提携契約を結んだ。この提携で今後5年間、両行合計で100億円以上の収益増を見込んでいるという。  合併や経営統合なら地銀上位行同士だから話題にもなろうが、出資を伴わない業務提携の発表がこれほど大きな扱いになるのは驚きである。しかも、提携内容は最近の地銀業界では珍しくないものばかりで、まったく新鮮味がない。互いに「戦略の親和性がある」とトップは説明するが、それならわざわざ手を結ぶ必要があるのか。また、提携の背景として高齢化や人口減少で地域金融機関経営が厳しい状況にあることを挙げているものの、首都圏のベッドタウンでもある両県に過疎化の不安はないはずである。  提携の狙い、過剰な報道の裏に何かが隠されているような気がしてならない。  ダイヤモンド

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