医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

オンザスクリュー

詰め腹切らされた旧労働省人事

2019年8月1日号

 中央省庁の幹部人事が出揃った。厚生労働省では、鈴木俊彦事務次官(83年入省)、鈴木康裕医務技監(84年)は続投し、吉田学医政局長(84年)と大島一博老健局長(87年)も留任した。保険局長には濱谷浩樹子ども家庭局長(85年)、医薬・生活衛生局長には樽見英樹保険局長(83年)が就いた。 一方で、統計不正問題が発覚した問題で、次官級の宮川晃厚生労働審議官(83年)が退任し、事務方ナンバー3の定塚由美子官房長(84年)を格下ポストとされる人材開発統括官に事実上、降格する人事が発令した。いずれも旧労働省出身で、不正調査のあった毎月勤労統計の対応に当たっていた。特別監察委員会の調査で聞き取りに同席して質問していたことが問題になり責任を取ったかたちだ。新体制では将来の公的年金の給付水準を示す財政検証に加え、省全体の信頼回復が急務となる。 財務省では岡本薫明次官(83年...  中央省庁の幹部人事が出揃った。厚生労働省では、鈴木俊彦事務次官(83年入省)、鈴木康裕医務技監(84年)は続投し、吉田学医政局長(84年)と大島一博老健局長(87年)も留任した。保険局長には濱谷浩樹子ども家庭局長(85年)、医薬・生活衛生局長には樽見英樹保険局長(83年)が就いた。 一方で、統計不正問題が発覚した問題で、次官級の宮川晃厚生労働審議官(83年)が退任し、事務方ナンバー3の定塚由美子官房長(84年)を格下ポストとされる人材開発統括官に事実上、降格する人事が発令した。いずれも旧労働省出身で、不正調査のあった毎月勤労統計の対応に当たっていた。特別監察委員会の調査で聞き取りに同席して質問していたことが問題になり責任を取ったかたちだ。新体制では将来の公的年金の給付水準を示す財政検証に加え、省全体の信頼回復が急務となる。 財務省では岡本薫明次官(83年)

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence