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話題の焦点

「第2の患者」

2019年8月15日号

 数ある病気のなかで、がんはまだまだ脅威的存在だ。患者本人が最大のショックを受けるのが当然だが、その苦しみをすぐそばで常時見守る家族もたいへんつらく悲しい日々を過ごす。 精神的にも肉体的にも徐々に追い詰められ、ついには、不安、抑うつ症状が認められるケースが多数報告されている。 こうして家族も患者同様のストレス感情を抱くことから「第2の患者」と呼ばれている。 ときには患者本人よりもその度合いの強いケースがあるというから始末が悪い。 従って、患者本人の治療だけでなく、第2の患者に対しても精神科医による本格的治療が必要となったりしている。 それは第1の患者がなくなった場合でも、ときには以前にも増してじっくり「遺族外来」に通いじっくり治療を受け続けることになる。 第2の患者は約2〜3割発生するという。感情ある人間故宿命として致し方ない面もあるが、でき...  数ある病気のなかで、がんはまだまだ脅威的存在だ。患者本人が最大のショックを受けるのが当然だが、その苦しみをすぐそばで常時見守る家族もたいへんつらく悲しい日々を過ごす。 精神的にも肉体的にも徐々に追い詰められ、ついには、不安、抑うつ症状が認められるケースが多数報告されている。 こうして家族も患者同様のストレス感情を抱くことから「第2の患者」と呼ばれている。 ときには患者本人よりもその度合いの強いケースがあるというから始末が悪い。 従って、患者本人の治療だけでなく、第2の患者に対しても精神科医による本格的治療が必要となったりしている。 それは第1の患者がなくなった場合でも、ときには以前にも増してじっくり「遺族外来」に通いじっくり治療を受け続けることになる。 第2の患者は約2〜3割発生するという。感情ある人間故宿命として致し方ない面もあるが、できれば

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