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世界の医薬品業界

古い慢性疾患薬からの決別を示したファイザー

第149回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2019年8月15日号

 7月29日、ファイザーはエスタブリッシュ製品とジェネリックを販売するアップジョン事業部を分離してマイランと統合すると発表した。ファイザーの株主が57%、マイランの株主が43%を持つかたちとなり、新会社名は20年半ばとみられている統合完了までに決定する。ただし、中国を含む新興国の一部は引き続きアップジョンを使う。中国では「リピトール」や「ノルバスク」の売上げが大きいが、マイランはほぼ無名で社名を変更する意味がないためだ。  新会社の20年の売上高合計は190~200億ドル、調整後の税償却前利益は約40%の75億~80億ドルとしており、GE最大手のテバの20年予想である170億ドルを上回り、トップとなる見込み。なお、筆者がまとめているGEの18年売上高ランキングは表の通りで、参考としたファイザーの現在のアップジョン事業部(18年はエッセンシャルヘルス=EH)全体とマ...  7月29日、ファイザーはエスタブリッシュ製品とジェネリックを販売するアップジョン事業部を分離してマイランと統合すると発表した。ファイザーの株主が57%、マイランの株主が43%を持つかたちとなり、新会社名は20年半ばとみられている統合完了までに決定する。ただし、中国を含む新興国の一部は引き続きアップジョンを使う。中国では「リピトール」や「ノルバスク」の売上げが大きいが、マイランはほぼ無名で社名を変更する意味がないためだ。  新会社の20年の売上高合計は190~200億ドル、調整後の税償却前利益は約40%の75億~80億ドルとしており、GE最大手のテバの20年予想である170億ドルを上回り、トップとなる見込み。なお、筆者がまとめているGEの18年売上高ランキングは表の通りで、参考としたファイザーの現在のアップジョン事業部(18年はエッセンシャルヘルス=EH)全体とマイ

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