医薬経済オンライン

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自公政権が2年後に迎える「危機」

社会保障費の急増に対応する首相は「誰」か

2019年8月15日号

 安倍晋三首相は7月の参院選を手堅く乗り切った。「ポスト安倍」候補の面々が低迷するなか、首相は悲願の憲法改正を政治日程に乗せる構えだ。ただ、改憲勢力は今回、参院で改憲の発議に必要な3分の2の議席を下回った。失敗すれば退陣に直結する発議に、首相が本当に踏み込むかは定かでない。対韓国をはじめ外交は停滞し、内政では「2025年問題」が間近に迫る。政権失速のきっかけは、方々に転がっている。  参院選投開票日の7月21日深夜。自民党本部に詰めていた安倍首相は、菅義偉官房長官、自民党の二階俊博幹事長らに囲まれ、「ありがとうございます。3年前(の参院選)より議席を多く取れましたね」と上機嫌だった。これで国政選は6連勝。この夜、ラジオに出演した二階氏は「(自民党総裁選)4選はおかしくないという支援をいただいた」と首相を持ち上げた。翌22日、記者会見に臨んだ...  安倍晋三首相は7月の参院選を手堅く乗り切った。「ポスト安倍」候補の面々が低迷するなか、首相は悲願の憲法改正を政治日程に乗せる構えだ。ただ、改憲勢力は今回、参院で改憲の発議に必要な3分の2の議席を下回った。失敗すれば退陣に直結する発議に、首相が本当に踏み込むかは定かでない。対韓国をはじめ外交は停滞し、内政では「2025年問題」が間近に迫る。政権失速のきっかけは、方々に転がっている。  参院選投開票日の7月21日深夜。自民党本部に詰めていた安倍首相は、菅義偉官房長官、自民党の二階俊博幹事長らに囲まれ、「ありがとうございます。3年前(の参院選)より議席を多く取れましたね」と上機嫌だった。これで国政選は6連勝。この夜、ラジオに出演した二階氏は「(自民党総裁選)4選はおかしくないという支援をいただいた」と首相を持ち上げた。翌22日、記者会見に臨んだ首相

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