医薬経済オンライン

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技術革新と製薬企業の明日

DTxが製薬企業を救う未来

第107回 治療効果と開発費効率化の衝撃

生島准

2019年8月15日号

「25年までに100億円を突破する売上げを実現する」  7月5日の記者会見で宣言したのはキュア・アップの佐竹晃太社長だ。キュア・アップは日本でデジタルセラピューティックス(DTx)の商品化に一番近いベンチャー企業。呼吸器科の医師でもある佐竹社長はビジネスマンより、白衣が似合う学究肌だ。その社長が力説したのには意味があった。  同社はすでに禁煙治療アプリ(ニコチン依存症治療用アプリ)を日本で医療機器として申請しており、20年3月までには日本初のDTxとして認可を受けることがほぼ確実となったためだ。20年の薬価改定で新規項目(治療用ソフトウエア医療機器=DTx)として保険収載も予定している。まさに日本のDTxの先駆者となる自信が、冒頭の発言につながった。スマートフォンのアプリが医療機器となり、保険適用まで受けるDTxの時代に日本も来年から突入する... 「25年までに100億円を突破する売上げを実現する」  7月5日の記者会見で宣言したのはキュア・アップの佐竹晃太社長だ。キュア・アップは日本でデジタルセラピューティックス(DTx)の商品化に一番近いベンチャー企業。呼吸器科の医師でもある佐竹社長はビジネスマンより、白衣が似合う学究肌だ。その社長が力説したのには意味があった。  同社はすでに禁煙治療アプリ(ニコチン依存症治療用アプリ)を日本で医療機器として申請しており、20年3月までには日本初のDTxとして認可を受けることがほぼ確実となったためだ。20年の薬価改定で新規項目(治療用ソフトウエア医療機器=DTx)として保険収載も予定している。まさに日本のDTxの先駆者となる自信が、冒頭の発言につながった。スマートフォンのアプリが医療機器となり、保険適用まで受けるDTxの時代に日本も来年から突入する。

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