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2019年8月15日号

医療保険会社の一部が遺伝子療法を対象外に ノバルティスの遺伝子療法剤「ゾルゲンスマ」が5月に承認されたが、米国の医療保険会社のうち、ゾルゲンスマを用いた医療費の支払いの詳細を発表している企業は全体の3分の1にとどまっている。さらに支払い方針を示している場合でも、FDA(米国食品医薬品局)の承認した内容より厳格なものとなっている。 投資企業バーンスタインの調査では、米国の医療保険会社30社のうち、ゾルゲンスマの支払い方針を公表したのはわずか11社だった。アンセムやブルークロスブルーシールドなどは、保険での支払いに適する患者の年齢に制限を設け、また治療は症状のある患者に限るなど厳格なルールを定めている。 ゾルゲンスマの価格は212万ドル。1回の治療で脊髄性筋萎縮症(SMA)の治癒が期待できる。SMAは遺伝性の希少疾患で、重篤な場合は2歳以前に死に至ることもある。... 医療保険会社の一部が遺伝子療法を対象外に ノバルティスの遺伝子療法剤「ゾルゲンスマ」が5月に承認されたが、米国の医療保険会社のうち、ゾルゲンスマを用いた医療費の支払いの詳細を発表している企業は全体の3分の1にとどまっている。さらに支払い方針を示している場合でも、FDA(米国食品医薬品局)の承認した内容より厳格なものとなっている。 投資企業バーンスタインの調査では、米国の医療保険会社30社のうち、ゾルゲンスマの支払い方針を公表したのはわずか11社だった。アンセムやブルークロスブルーシールドなどは、保険での支払いに適する患者の年齢に制限を設け、また治療は症状のある患者に限るなど厳格なルールを定めている。 ゾルゲンスマの価格は212万ドル。1回の治療で脊髄性筋萎縮症(SMA)の治癒が期待できる。SMAは遺伝性の希少疾患で、重篤な場合は2歳以前に死に至ることもある。米

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