眺望 医薬街道
地域包括ケアでの「看看連携」
近藤正觀
2019年9月1日号
厚生労働省は8月19日、「病院看護管理者のための看看連携体制の構築に向けた手引き」を公表した。地域包括ケアを進めるには医療・介護・福祉の現場で活躍する看護職の連携がキーであり、看看連携は看護の質の向上だけでなく地域全体のケアの質向上につながるとし、手引きの活用を促している。看看連携については「地域の看護職同士が対象者の生活を支えるために、目標を持って信頼し合い、対等の立場で協働する」と定義した。 25年以降には75歳以上の人口が全体の約2割を占める2200万人となる。とくに大都市で高齢者が急増し、増加分の半数は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知の6都府県に集中する。高齢者の社会保障関係給付は全体の約7割を占めるようになり、政府は財源確保に汲々としている。医療費は75歳から79歳でピークを迎え、70歳以降で生涯医療費の50%を消費するという試算もある。と...
厚生労働省は8月19日、「病院看護管理者のための看看連携体制の構築に向けた手引き」を公表した。地域包括ケアを進めるには医療・介護・福祉の現場で活躍する看護職の連携がキーであり、看看連携は看護の質の向上だけでなく地域全体のケアの質向上につながるとし、手引きの活用を促している。看看連携については「地域の看護職同士が対象者の生活を支えるために、目標を持って信頼し合い、対等の立場で協働する」と定義した。 25年以降には75歳以上の人口が全体の約2割を占める2200万人となる。とくに大都市で高齢者が急増し、増加分の半数は、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知の6都府県に集中する。高齢者の社会保障関係給付は全体の約7割を占めるようになり、政府は財源確保に汲々としている。医療費は75歳から79歳でピークを迎え、70歳以降で生涯医療費の50%を消費するという試算もある。とくに
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