医薬経済オンライン

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賛否両論

分業バッシング

報道にも求められる「覚悟」

2019年9月1日号

 医薬分業の拡大にともなって加速する医師会や財務省の〝思惑〟も手伝って、分業バッシングは続いている。膨脹する分業市場への〝警戒〟が根底では蠢く。 こうした風潮に乗っかるように、薬局・ドラッグストア叩きの報道は続く。朝日新聞は7月26日付で「薬局チェーン2社 処方箋なしで販売」とツルハとウエルシアを批判。休診のクリニックに替わって、脳梗塞予防薬や狭心症薬、高血圧薬などを処方箋なしに「不正に販売していた」と断じたのだ。 記事に対して、ウエルシアの池野隆光会長は真っ向から反論。事例は17年8月のコトで、すでに処分指導を受け、再発防止策も講じている現状を説明したうえで、記事が「現在進行形みたいに書かれている」点を問題視し、朝日新聞に「抗議した」ことを明らかにした。 朝日新聞からは「確認しないまま、誤読の可能性がある記事を掲載してしまいました」などといっ...  医薬分業の拡大にともなって加速する医師会や財務省の〝思惑〟も手伝って、分業バッシングは続いている。膨脹する分業市場への〝警戒〟が根底では蠢く。 こうした風潮に乗っかるように、薬局・ドラッグストア叩きの報道は続く。朝日新聞は7月26日付で「薬局チェーン2社 処方箋なしで販売」とツルハとウエルシアを批判。休診のクリニックに替わって、脳梗塞予防薬や狭心症薬、高血圧薬などを処方箋なしに「不正に販売していた」と断じたのだ。 記事に対して、ウエルシアの池野隆光会長は真っ向から反論。事例は17年8月のコトで、すでに処分指導を受け、再発防止策も講じている現状を説明したうえで、記事が「現在進行形みたいに書かれている」点を問題視し、朝日新聞に「抗議した」ことを明らかにした。 朝日新聞からは「確認しないまま、誤読の可能性がある記事を掲載してしまいました」などといった〝

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