経済記事の読み方
フェイスブックが仮想通貨を発行
「リブラ」の野望と数多の反発
2019年9月1日号
フェイスブックが20年に仮想通貨(暗号資産)「リブラ」の発行を計画していることが6月、明らかになった。SNS世界最大手による金融覇権と凄む向きもあるが、聞いてみると既存の金融勢力を過小評価して巨大IT企業を礼賛する与太記事が少なくない。
リブラの狙いは、一言で説明するとフェイスブックを通じた利用者囲い込みに尽きる。利用者人口が20億人を超える情報通信アプリを使って送金などの資金決済が可能になれば、既存の銀行などが堅持してきた金融の世界秩序を一気に塗り替えることができるとの読みだ。
インターネットバンキングや電子マネーの普及で、金融業界は従来の伝統的な業務を継続するだけでは生き残れない時代に入っている。とはいえ、いわゆるフィンテックは現在「台頭」しているわけでもなく、様子見の状況だ。リブラもまたその一員に過ぎないのか、あ...
フェイスブックが20年に仮想通貨(暗号資産)「リブラ」の発行を計画していることが6月、明らかになった。SNS世界最大手による金融覇権と凄む向きもあるが、聞いてみると既存の金融勢力を過小評価して巨大IT企業を礼賛する与太記事が少なくない。
リブラの狙いは、一言で説明するとフェイスブックを通じた利用者囲い込みに尽きる。利用者人口が20億人を超える情報通信アプリを使って送金などの資金決済が可能になれば、既存の銀行などが堅持してきた金融の世界秩序を一気に塗り替えることができるとの読みだ。
インターネットバンキングや電子マネーの普及で、金融業界は従来の伝統的な業務を継続するだけでは生き残れない時代に入っている。とはいえ、いわゆるフィンテックは現在「台頭」しているわけでもなく、様子見の状況だ。リブラもまたその一員に過ぎないのか、あるい
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