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前途多難ながん悪液質薬「エドルミズ」

継続審議の裏に「オブリーン」より大変な事情

2019年9月15日号

「結論から言いますと『エドルミズ』だけ継続審議になりました」  8月29日20時過ぎの厚生労働省。3時間に及ぶ会議、その後の記者クラブ向けの説明を終え、クラブに所属しない記者向けレクチャーに現れた厚労省官僚。疲労感も強かったのだろうか、その第一声は実にシンプルなものだった。  継続審議――。つまり、医薬品承認審査の最後の砦となる、この日の医薬品第一部会を、小野薬品のがん悪液質治療薬「エドルミズ」(一般名=アナモレリン)は通過できなかった、ということである。 「きょうの議論では、とくにこれが原因で継続審議になったというものはない。幅広い委員の方から有効性、安全性と、医療機関や患者への情報提供のあり方について、いろいろとご指摘いただいた」  医薬・生活衛生局医薬品審査管理課の担当者は、理由について... 「結論から言いますと『エドルミズ』だけ継続審議になりました」  8月29日20時過ぎの厚生労働省。3時間に及ぶ会議、その後の記者クラブ向けの説明を終え、クラブに所属しない記者向けレクチャーに現れた厚労省官僚。疲労感も強かったのだろうか、その第一声は実にシンプルなものだった。  継続審議――。つまり、医薬品承認審査の最後の砦となる、この日の医薬品第一部会を、小野薬品のがん悪液質治療薬「エドルミズ」(一般名=アナモレリン)は通過できなかった、ということである。 「きょうの議論では、とくにこれが原因で継続審議になったというものはない。幅広い委員の方から有効性、安全性と、医療機関や患者への情報提供のあり方について、いろいろとご指摘いただいた」  医薬・生活衛生局医薬品審査管理課の担当者は、理由について、

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