INTERVIEW
京都大学附属病院教授 黒田知宏
2019年9月15日号
医療データの活用「根本」からの立て直しを
政府が将来の方向性を示す資料には、ソサエティー5.0、ICT、IoTなど最先端情報技術に関する言葉が華々しく飾られている。一方、世界経済フォーラムの19年版グローバルリスク報告書は世界が抱える大きなリスクのひとつに「サイバーセキュリティ」を示しているが、日本でサイバーリスクに関する議論をほぼ聞かない。京都大学附属病院に電子カルテを導入し、次世代医療基盤法の策定にも関わった黒田知宏・京大附属病院教授は、「日本の病院は情報ネットワークやシステム管理に詳しい人材を置くべきだし、医療機器メーカーももっと詳しくなってほしい。情報漏洩やハッキングによる『リスク』を漠然とでなく、誰がどのような被害に遭う可能性があるのか、起こった場合どう対処するのか、といったことを今後は具体的に考えられるようにならないと...
医療データの活用「根本」からの立て直しを
政府が将来の方向性を示す資料には、ソサエティー5.0、ICT、IoTなど最先端情報技術に関する言葉が華々しく飾られている。一方、世界経済フォーラムの19年版グローバルリスク報告書は世界が抱える大きなリスクのひとつに「サイバーセキュリティ」を示しているが、日本でサイバーリスクに関する議論をほぼ聞かない。京都大学附属病院に電子カルテを導入し、次世代医療基盤法の策定にも関わった黒田知宏・京大附属病院教授は、「日本の病院は情報ネットワークやシステム管理に詳しい人材を置くべきだし、医療機器メーカーももっと詳しくなってほしい。情報漏洩やハッキングによる『リスク』を漠然とでなく、誰がどのような被害に遭う可能性があるのか、起こった場合どう対処するのか、といったことを今後は具体的に考えられるようにならないといけ
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