工学の「視点」で課題を解決
「現場を知る学者」が手術環境を変える
2019年9月15日号
「先生が考える医工連携とは?」
この4月から、東京医科歯科大学の生体材料工学研究所バイオデザイン分野の教授として着任した中村亮一氏にあえて聞いてみた。
改めて連携、融合と騒がなくても、今の医療現場は工学技術なくしては成り立たない。その答えはこうだった。
「医学と同様、工学も多様な専門領域と、それぞれの得意分野がある。すでに完成した工学技術が臨床ニーズとマッチングする可能性は非常に低い。だから開発中から相互のやりとりをする必要がある」
手術ロボットなど、先進的な機械の開発そのものを目標とする工学者は多い。しかし、中村氏はあくまで「医療を知っている工学者」のスタンスで研究を行っている。
「いくら優れた技術であっても、臨床現場におけるさまざまな技術的制限やルールを理解しなければ...
「先生が考える医工連携とは?」
この4月から、東京医科歯科大学の生体材料工学研究所バイオデザイン分野の教授として着任した中村亮一氏にあえて聞いてみた。
改めて連携、融合と騒がなくても、今の医療現場は工学技術なくしては成り立たない。その答えはこうだった。
「医学と同様、工学も多様な専門領域と、それぞれの得意分野がある。すでに完成した工学技術が臨床ニーズとマッチングする可能性は非常に低い。だから開発中から相互のやりとりをする必要がある」
手術ロボットなど、先進的な機械の開発そのものを目標とする工学者は多い。しかし、中村氏はあくまで「医療を知っている工学者」のスタンスで研究を行っている。
「いくら優れた技術であっても、臨床現場におけるさまざまな技術的制限やルールを理解しなければ、
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