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変革期迎えた中国医薬品業界

新保険収載リストの意義

第29回 「エダラボン外れる」に耳目集まる

シード・プランニング 沈友敏

2019年9月15日号

 国家医療保障局は8月21日、19年版「国家基本医療保険・労災保険及び生育保険医薬品リスト」(医療保険医薬品リスト)を公表した。20年1月から実施される。同局は今年4月、「7月に新リストを公表」と宣言したが、予定は大幅に遅れてしまった。  今回は、リスト改定の概要や日系企業の医薬品で新たに収載されたものを紹介したい。  19年版リストの収載品目数は17年版と比べ、108品目増加した。総数は2643品目で、内訳を見ると、化学医薬品1322品目(甲398品目、乙924品目)、漢方製剤1321品目(甲242品目、乙1046品目)。甲リストは後発品が中心で、一方、乙リストは特許品、オリジナル製品、新薬が多い。  今回のリスト改定で注目したいのは、何と言っても「地方の権限がなくなった」ということだ。リストは「甲」と「乙」に分けられているが、乙...  国家医療保障局は8月21日、19年版「国家基本医療保険・労災保険及び生育保険医薬品リスト」(医療保険医薬品リスト)を公表した。20年1月から実施される。同局は今年4月、「7月に新リストを公表」と宣言したが、予定は大幅に遅れてしまった。  今回は、リスト改定の概要や日系企業の医薬品で新たに収載されたものを紹介したい。  19年版リストの収載品目数は17年版と比べ、108品目増加した。総数は2643品目で、内訳を見ると、化学医薬品1322品目(甲398品目、乙924品目)、漢方製剤1321品目(甲242品目、乙1046品目)。甲リストは後発品が中心で、一方、乙リストは特許品、オリジナル製品、新薬が多い。  今回のリスト改定で注目したいのは、何と言っても「地方の権限がなくなった」ということだ。リストは「甲」と「乙」に分けられているが、乙リス

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