医薬経済オンライン

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機器企業の経営診断

朝日インテック

高い「成長力」に変化なし グローバル展開がけん引

2019年9月15日号

 朝日インテックは、小規模ながらグローバル展開で高成長を続けている医療機器企業である。主力製品は国内でトップシェアのPTCAガイドワイヤーを軸にした低侵襲医療に必要不可欠な製品群だ。直近の19年6月期決算は、売上高が572億1600万円で前期比14.2%増、営業利益が151億6800万円で10.1%増と2ケタの増収増益を達成し過去最高を7年連続で更新した。国内事業は償還価格引き下げの影響を受けたが、海外市場がけん引した。  過去15年間の売上高推移を見ると、減収は12年6月期の▲7.2%だけで、翌13年6月期には34.5%増を記録、過去最高を更新した。営業減益は08年6月期の▲49.7%と12年6月期の▲37.2%の2度だったが、いずれも翌期の09年6月期が68.6%増、13年6月期が113.5%増と急増、こちらも過去最高を更新している。この強烈な反発力は、減収・減益となった理由が一過性の特殊事情に過ぎ...  朝日インテックは、小規模ながらグローバル展開で高成長を続けている医療機器企業である。主力製品は国内でトップシェアのPTCAガイドワイヤーを軸にした低侵襲医療に必要不可欠な製品群だ。直近の19年6月期決算は、売上高が572億1600万円で前期比14.2%増、営業利益が151億6800万円で10.1%増と2ケタの増収増益を達成し過去最高を7年連続で更新した。国内事業は償還価格引き下げの影響を受けたが、海外市場がけん引した。  過去15年間の売上高推移を見ると、減収は12年6月期の▲7.2%だけで、翌13年6月期には34.5%増を記録、過去最高を更新した。営業減益は08年6月期の▲49.7%と12年6月期の▲37.2%の2度だったが、いずれも翌期の09年6月期が68.6%増、13年6月期が113.5%増と急増、こちらも過去最高を更新している。この強烈な反発力は、減収・減益となった理由が一過性の特殊事情に過ぎなか

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