医薬経済オンライン

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期待値だけ吊り上げて去った進次郎氏

「計算ずく」で終えた厚労部会長

2019年10月1日号

 鳴り物入りで、自民党・厚生労働部会長に就任したのは18年10月のことだ。ただでさえ地味な根本匠厚労相の存在が、より霞んでしまうほど、「小泉進次郎厚労部会長」の船出は華々しかった。  就任後の本誌インタビューで、小泉氏は厚労部会長を希望した理由について、こう語っていた。 「一番大変な世界で、一番課題も多く、すべての省庁のなかで(厚労省が)一番予算も大きい。一番国民の関心も高い。残された最大の改革分野と言っていい。将来『社会保障は大丈夫なのか』と国民の不安が大きいということは、不安を解消できれば希望に変わる。それを必ずやらなければいけないし、できると思っているから自分から手を挙げて、この世界で働こうと」  そして、小泉氏の“引き”の強さを証明するように、厚労行政に関連する懸案が相次いで浮上する。「毎...  鳴り物入りで、自民党・厚生労働部会長に就任したのは18年10月のことだ。ただでさえ地味な根本匠厚労相の存在が、より霞んでしまうほど、「小泉進次郎厚労部会長」の船出は華々しかった。  就任後の本誌インタビューで、小泉氏は厚労部会長を希望した理由について、こう語っていた。 「一番大変な世界で、一番課題も多く、すべての省庁のなかで(厚労省が)一番予算も大きい。一番国民の関心も高い。残された最大の改革分野と言っていい。将来『社会保障は大丈夫なのか』と国民の不安が大きいということは、不安を解消できれば希望に変わる。それを必ずやらなければいけないし、できると思っているから自分から手を挙げて、この世界で働こうと」  そして、小泉氏の“引き”の強さを証明するように、厚労行政に関連する懸案が相次いで浮上する。「毎月勤

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