医薬経済オンライン

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医薬経済気象台

消費税増税後の注目点

―駆け込み反動とポイント還元―

2019年10月1日号

 消費税が10月1日に10%となり、景気への影響が懸念されている。しかし、今回の増税が注目されるのはそれだけではない。景気対策の一環として、キャッシュレス決済によるポイント還元制度を20年7月まで実施する点に視線が注がれている。  政府は増税を契機にキャッシュレス決済の定着を狙っている。期限付きだとしても現実に増税の影響を吸収して消費にプラスするのか、そして政府の狙いどおりのキャッシュレス決済が定着していくのだろうか。ここが単に税率を5%から8%に引き上げた14年4月増税時との大きな違いだ。  足元の景気への影響を考えると、焦点は増税前の駆け込み需要が発生したのかどうかということに尽きる。過去の消費税導入時、増税時は例外なく駆け込み需要が発生した。駆け込み需要は需要の先食いであり、その後は反動減が見られた。14年4月の増税後も消費...  消費税が10月1日に10%となり、景気への影響が懸念されている。しかし、今回の増税が注目されるのはそれだけではない。景気対策の一環として、キャッシュレス決済によるポイント還元制度を20年7月まで実施する点に視線が注がれている。  政府は増税を契機にキャッシュレス決済の定着を狙っている。期限付きだとしても現実に増税の影響を吸収して消費にプラスするのか、そして政府の狙いどおりのキャッシュレス決済が定着していくのだろうか。ここが単に税率を5%から8%に引き上げた14年4月増税時との大きな違いだ。  足元の景気への影響を考えると、焦点は増税前の駆け込み需要が発生したのかどうかということに尽きる。過去の消費税導入時、増税時は例外なく駆け込み需要が発生した。駆け込み需要は需要の先食いであり、その後は反動減が見られた。14年4月の増税後も消費が落

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