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医政羅針盤

「外来医療計画」がもたらす新規開業への影響

山形大学大学院医学系研究科医療政策学講座教授 村上正泰

2019年10月1日号

 今年度、都道府県が策定する予定となっている計画のひとつに「外来医療計画」がある。果たしてこの計画が「開業規制」になるのかどうか、仮に今回はそれほど厳しい規制にならないとしても、次第に開業に対する規制が強まるのではないか、という点が関係者の関心を集めている。  6月23日に開催された日本医師会定例代議員会では、開業規制につながるのではないかとの懸念から、多くの質問が相次いだ。これに対して、今村聡副会長や羽鳥裕常任理事が「開業規制ではない」と繰り返し説明を行ったうえで、今村副会長からは「個々の医師の判断による診療領域の選択及び開業の選択については、今後とも日医はその権利を保障し、強制的な手法を制限していく」との方針が表明された。  それでも、依然として開業規制への不安は燻っており、7月18日の社会保障審議会医療部会の冒頭、...  今年度、都道府県が策定する予定となっている計画のひとつに「外来医療計画」がある。果たしてこの計画が「開業規制」になるのかどうか、仮に今回はそれほど厳しい規制にならないとしても、次第に開業に対する規制が強まるのではないか、という点が関係者の関心を集めている。  6月23日に開催された日本医師会定例代議員会では、開業規制につながるのではないかとの懸念から、多くの質問が相次いだ。これに対して、今村聡副会長や羽鳥裕常任理事が「開業規制ではない」と繰り返し説明を行ったうえで、今村副会長からは「個々の医師の判断による診療領域の選択及び開業の選択については、今後とも日医はその権利を保障し、強制的な手法を制限していく」との方針が表明された。  それでも、依然として開業規制への不安は燻っており、7月18日の社会保障審議会医療部会の冒頭、厚生

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