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薬価制度論じる後世に遺したい「資料」

2019年10月1日号

 少し自慢話めくが、筆者は薬価基準に関する古典的な書物を所蔵している。それは、67年(昭和42年)に、日本製薬団体連合会保険薬価研究会が編集発行した『薬価基準総覧』(総覧)である。非売品だが、2000円で入手した。 その前年に製薬会社に入社した若い営業職の社員にとって給料の1割近い金額は、かなりの負担だったことを鮮明に覚えている。それから数年後に筆者は、厚生省担当として情報交換などをさせてもらった。当時は保険局医療課への業者(製薬会社の担当者)の訪問は、比較的自由で開かれたものだった。その医療課の法令係長が、総覧について、この書物は学位論文ないし博士論文にも匹敵するだけの価値があると最大級の評価をされていたことも記憶として残っている。まさに、洛陽の紙価を高めるとは、このことかと感銘した。 そこで、幾度か読み返したが正直なところ、当時はなかなか理解...  少し自慢話めくが、筆者は薬価基準に関する古典的な書物を所蔵している。それは、67年(昭和42年)に、日本製薬団体連合会保険薬価研究会が編集発行した『薬価基準総覧』(総覧)である。非売品だが、2000円で入手した。 その前年に製薬会社に入社した若い営業職の社員にとって給料の1割近い金額は、かなりの負担だったことを鮮明に覚えている。それから数年後に筆者は、厚生省担当として情報交換などをさせてもらった。当時は保険局医療課への業者(製薬会社の担当者)の訪問は、比較的自由で開かれたものだった。その医療課の法令係長が、総覧について、この書物は学位論文ないし博士論文にも匹敵するだけの価値があると最大級の評価をされていたことも記憶として残っている。まさに、洛陽の紙価を高めるとは、このことかと感銘した。 そこで、幾度か読み返したが正直なところ、当時はなかなか理解で

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