平時医療体制の破綻に備える~電光石火こそ最良の有事医療~
汚染と被曝
第85回
愛知医科大学 非常勤講師 照井資規
2019年10月1日号
海外でのテロ対策国際会議などで不思議がられることは、事もあろうに、日本で原発事故の「風評被害」が起こっていることだ。日本は世界で唯一、原子爆弾による攻撃を受けた被曝国であり、90年9月には死者2人、重症者1人、被曝者667人を出した茨城県・東海村のJCO臨界事故も発生している。
全面核戦争に備えて小学校から放射線に関する教育を行ってきた国では原発事故の風評被害は起きない一方で、日本では現在になってもなお、義務教育でそうしたことを教えていない。
日本の国民は本来、放射線に関して世界で最も詳しくなければならないはずである。前回(9月15日号)で述べたとおり、令和に入って以降、テロ組織が原子爆弾を手にすることができるようになったことで、国ではなく、テロリストによる原子爆弾の使用が、大規模核戦争を招きかねない時代となった。そんな時...
海外でのテロ対策国際会議などで不思議がられることは、事もあろうに、日本で原発事故の「風評被害」が起こっていることだ。日本は世界で唯一、原子爆弾による攻撃を受けた被曝国であり、90年9月には死者2人、重症者1人、被曝者667人を出した茨城県・東海村のJCO臨界事故も発生している。
全面核戦争に備えて小学校から放射線に関する教育を行ってきた国では原発事故の風評被害は起きない一方で、日本では現在になってもなお、義務教育でそうしたことを教えていない。
日本の国民は本来、放射線に関して世界で最も詳しくなければならないはずである。前回(9月15日号)で述べたとおり、令和に入って以降、テロ組織が原子爆弾を手にすることができるようになったことで、国ではなく、テロリストによる原子爆弾の使用が、大規模核戦争を招きかねない時代となった。そんな時代に
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