オンザスクリュー
文科省にノンキャリアの局長が誕生
2019年10月1日号
文部科学省にこの7月、国家公務員の上級職試験を受けて省庁に幹部候補として入った「キャリア組」ではない「ノンキャリア」の局長が誕生して話題になっている。義務教育などを所管する初等中等教育局長に官房審議官から昇格した丸山洋司新局長だ。同省で局長級に総合職ではない職員が就任するのは初めて。 同省ではこの数年、違法な天下りや私立大学をめぐる汚職事件で事務次官が2代続けて辞任するなど不祥事が相次いだ。これを受けて今年3月にまとめられた「文部科学省創生実行計画」は、採用区分や年次、年齢にとらわれない人事配置の徹底など、人事改革の推進を盛り込んでおり、丸山氏の局長昇進は改革の「目玉」として位置付けられるものだ。ノンキャリア組の登用で人事を刷新し、国民の信頼回復にもつなげたいという同省の思惑も見え隠れしている。 丸山氏は、大分県屈指の進学校として知られる...
文部科学省にこの7月、国家公務員の上級職試験を受けて省庁に幹部候補として入った「キャリア組」ではない「ノンキャリア」の局長が誕生して話題になっている。義務教育などを所管する初等中等教育局長に官房審議官から昇格した丸山洋司新局長だ。同省で局長級に総合職ではない職員が就任するのは初めて。 同省ではこの数年、違法な天下りや私立大学をめぐる汚職事件で事務次官が2代続けて辞任するなど不祥事が相次いだ。これを受けて今年3月にまとめられた「文部科学省創生実行計画」は、採用区分や年次、年齢にとらわれない人事配置の徹底など、人事改革の推進を盛り込んでおり、丸山氏の局長昇進は改革の「目玉」として位置付けられるものだ。ノンキャリア組の登用で人事を刷新し、国民の信頼回復にもつなげたいという同省の思惑も見え隠れしている。 丸山氏は、大分県屈指の進学校として知られる県
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