経済記事の読み方
VR導入の環境整備が前提だが
小規模業者にこそ価値ある「不動産テック」
2019年10月1日号
最新のデジタル技術を使って既存の業務を変革していく動きが広まっている。代表的なのものとして金融とITを融合した「フィンテック」があり、また医療分野ではオンライン診療などの「メドテック」が、農業ではロボットが野菜や果物を収穫するなどの「アグリテック」がある。これらを称して「X―Tech」(クロステック)などと呼ばれている。
今回はこうしたクロステックのひとつである「不動産テック」を取り上げる。
不動産テックの役割とは
クロステックのなかで金融分野のフィンテックが最初に注目を浴びたのは、理由がある。
金融ビジネスは元来、ITと親和性がある。送金や口座振替などの決済業務は通信網を介して資金を電子的に移動させる。どこからでも、金額に関係なくいくら送っても手数料はほぼ同じという高い利便性があ...
最新のデジタル技術を使って既存の業務を変革していく動きが広まっている。代表的なのものとして金融とITを融合した「フィンテック」があり、また医療分野ではオンライン診療などの「メドテック」が、農業ではロボットが野菜や果物を収穫するなどの「アグリテック」がある。これらを称して「X―Tech」(クロステック)などと呼ばれている。
今回はこうしたクロステックのひとつである「不動産テック」を取り上げる。
不動産テックの役割とは
クロステックのなかで金融分野のフィンテックが最初に注目を浴びたのは、理由がある。
金融ビジネスは元来、ITと親和性がある。送金や口座振替などの決済業務は通信網を介して資金を電子的に移動させる。どこからでも、金額に関係なくいくら送っても手数料はほぼ同じという高い利便性がある。
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