医薬経済オンライン

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コスモスが仕掛ける「埼玉流通戦争」

イオンとドラッグが並ぶ「激戦区」に殴り込み

2019年10月1日号

 ドラッグストア業界で「九州の暴れん坊」と評されるコスモス薬品の関東攻略が本格的に始まる。今年、東京都内に3店の小型店を開業したが、あくまで〝お試し〟店舗。これからが標準フォーマットによる本格的な出店攻勢である。埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県で出店調査を始めていたが、まずは埼玉での出店計画が明らかになった。越谷市に用地を確保し10月1日から建設を始める計画だ。コスモス薬品が関東攻略に乗り出すことで、ドラッグストアの競争関係、ひいては流通の勢力図はどう変わるのだろうか。  東武スカイツリーラインのせんげん台駅から徒歩約10分の場所にイオンの総合スーパー(GMS)がある。そのイオンのGMSの目の前に、サッカー場の半分程度の空き地が整地され、今か今かと建設が始まるのを待っている。ここが、コスモス薬品が関東で手掛ける標準店出店の第1弾である。空...  ドラッグストア業界で「九州の暴れん坊」と評されるコスモス薬品の関東攻略が本格的に始まる。今年、東京都内に3店の小型店を開業したが、あくまで〝お試し〟店舗。これからが標準フォーマットによる本格的な出店攻勢である。埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県で出店調査を始めていたが、まずは埼玉での出店計画が明らかになった。越谷市に用地を確保し10月1日から建設を始める計画だ。コスモス薬品が関東攻略に乗り出すことで、ドラッグストアの競争関係、ひいては流通の勢力図はどう変わるのだろうか。  東武スカイツリーラインのせんげん台駅から徒歩約10分の場所にイオンの総合スーパー(GMS)がある。そのイオンのGMSの目の前に、サッカー場の半分程度の空き地が整地され、今か今かと建設が始まるのを待っている。ここが、コスモス薬品が関東で手掛ける標準店出店の第1弾である。空き地

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