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眺望 医薬街道

男性看護師を増やせ

近藤正觀

2019年10月15日号

 厚生労働省は9月30日、「医療従事者の需給に関する検討会・看護職員需給分科会」の中間とりまとめを公表した。看護師の25年の需給推計に関して3つの前提を置き、16年に比べ全国で最大約36万人を増やす必要があるとしている。 看護師の需給見通しは概ね5年ごとに病院などへの全数調査をもとに策定してきた。しかし、「骨太の方針2015」は「人口構造の変化や地域の実情に応じた地域医療構想の構築」に鑑み、従来の積み上げによる推計に加え、医師の需給推計とも整合性を取る必要性を指摘した。 厚労省の16年の衛生行政報告例の概況によると就業看護師は147万人で、医療機関や介護保険施設、社会福祉施設などの就業者は約111万2317人だ。男性看護師は7%程度に過ぎない。 検討会の推計では、25年には医療機関などで看護師が153万人必要となるが、現状では20万人不足するという。とくに大都市圏での看護...  厚生労働省は9月30日、「医療従事者の需給に関する検討会・看護職員需給分科会」の中間とりまとめを公表した。看護師の25年の需給推計に関して3つの前提を置き、16年に比べ全国で最大約36万人を増やす必要があるとしている。 看護師の需給見通しは概ね5年ごとに病院などへの全数調査をもとに策定してきた。しかし、「骨太の方針2015」は「人口構造の変化や地域の実情に応じた地域医療構想の構築」に鑑み、従来の積み上げによる推計に加え、医師の需給推計とも整合性を取る必要性を指摘した。 厚労省の16年の衛生行政報告例の概況によると就業看護師は147万人で、医療機関や介護保険施設、社会福祉施設などの就業者は約111万2317人だ。男性看護師は7%程度に過ぎない。 検討会の推計では、25年には医療機関などで看護師が153万人必要となるが、現状では20万人不足するという。とくに大都市圏での看護師

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