「多少マシ」決着が招く先行き不安
20年度薬価制度改革の「中間評価」
2019年11月1日号
「課題に忠実に、粛々と」
厚生労働省の担当官の気質をそのまま表すような格好で、20年度薬価制度改革の議論が進んでいる。薬価や調剤報酬を担う現在の薬剤管理官(保険局医療課)は田宮憲一氏。18年度の抜本改革で積み残しとなった課題などについて、手際よく筋道立てて中央社会保険医療協議会・薬価専門部会で論点を提示している。
製薬業界としては、抜本改革で“痛めつけられた”虎の子の新薬創出・適応外薬解消等促進加算の修復を図ることや、有用性加算などの加算体系の再編に向けて土台を築くことが20年度改革での肝となっている。
12月の骨子とりまとめまで、残すところ1ヵ月余り。9月から10月にかけて、薬価専門部会が4回開かれ、課題の全メニューをこなす検討は、折り返し地点を過ぎた。現在までの議論の動向は、表に示すとおりだ。「新薬創出加算」...
「課題に忠実に、粛々と」
厚生労働省の担当官の気質をそのまま表すような格好で、20年度薬価制度改革の議論が進んでいる。薬価や調剤報酬を担う現在の薬剤管理官(保険局医療課)は田宮憲一氏。18年度の抜本改革で積み残しとなった課題などについて、手際よく筋道立てて中央社会保険医療協議会・薬価専門部会で論点を提示している。
製薬業界としては、抜本改革で“痛めつけられた”虎の子の新薬創出・適応外薬解消等促進加算の修復を図ることや、有用性加算などの加算体系の再編に向けて土台を築くことが20年度改革での肝となっている。
12月の骨子とりまとめまで、残すところ1ヵ月余り。9月から10月にかけて、薬価専門部会が4回開かれ、課題の全メニューをこなす検討は、折り返し地点を過ぎた。現在までの議論の動向は、表に示すとおりだ。「新薬創出加算」や「
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