医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

地域共生の落とし穴 個別医療と理想論

第28回

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院 山川みやえ

2019年11月1日号

 NHKの「クロ現+」ことクローズアップ現代プラスが、10月16日の放送で、身体拘束を取り上げていた。こういう連載で時事ネタを出すのはちょっと嫌だと思うタイプか、ラグビーワールドカップのことをタイムリ―に書かなければと思うタイプかと問われれば、私は間違いなく前者である。連載に季節感を出したくないと思ってしまう。しかし今回は、自分の思考の整理のために、先日のクロ現+の身体拘束のことを書く。 身体拘束を取り上げたクロ現+   私は昔から“たけたん”(NHKの看板アナウンサーの武田真一氏)のファンなので、たけたんの番組には妙な親近感を持っていた。しかし、放送日には研究室で1人科研費の申請書と格闘中だった。この時期(10月)は、研究者にとっては、大変なのである。文部科学省の研究助成金で最もメジャーな科研費はどの研究者にもドアを開...  NHKの「クロ現+」ことクローズアップ現代プラスが、10月16日の放送で、身体拘束を取り上げていた。こういう連載で時事ネタを出すのはちょっと嫌だと思うタイプか、ラグビーワールドカップのことをタイムリ―に書かなければと思うタイプかと問われれば、私は間違いなく前者である。連載に季節感を出したくないと思ってしまう。しかし今回は、自分の思考の整理のために、先日のクロ現+の身体拘束のことを書く。 身体拘束を取り上げたクロ現+   私は昔から“たけたん”(NHKの看板アナウンサーの武田真一氏)のファンなので、たけたんの番組には妙な親近感を持っていた。しかし、放送日には研究室で1人科研費の申請書と格闘中だった。この時期(10月)は、研究者にとっては、大変なのである。文部科学省の研究助成金で最もメジャーな科研費はどの研究者にもドアを開い

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