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MR活動実態調査Report

「吸入薬」のディテールで見えてきたもの

第156回 新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析

株式会社A・M・C 代表取締役社長 薬剤師 三上彰貴子

2019年11月1日号

 17年の「アニュイティ」(グラクソ・スミスクライン)から2年ぶり。今年5月にGSKから「テリルジー」、9月にはアストラゼネカから「ビレーズトリ」と「ビベスピ」の3剤の吸入薬が新発売となった。吸入薬の動向については3年前に誌面にして以来のことになる。領域に特化した分析は久しぶりだが気になるところなので取り上げることにした。興味深いデータが取れたため、できる限り紹介する。 今回用いたデータは直近半年間の19年4~9月をベースに比較としてその前の半年間18年10~19年3月までのMRディテールとeプロモーション(eプロ)を見たものだ(表1)。後者の媒体はM3、ケアネット、メドピア、日経メディカルオンライン、メディカルトリビューンwebである。ID率はディテール数を示すD数のうち「新規処方意向」と「増やす意向」のインパクトがあったDの割合である。増減率のD数は、BからAの期間の増...  17年の「アニュイティ」(グラクソ・スミスクライン)から2年ぶり。今年5月にGSKから「テリルジー」、9月にはアストラゼネカから「ビレーズトリ」と「ビベスピ」の3剤の吸入薬が新発売となった。吸入薬の動向については3年前に誌面にして以来のことになる。領域に特化した分析は久しぶりだが気になるところなので取り上げることにした。興味深いデータが取れたため、できる限り紹介する。 今回用いたデータは直近半年間の19年4~9月をベースに比較としてその前の半年間18年10~19年3月までのMRディテールとeプロモーション(eプロ)を見たものだ(表1)。後者の媒体はM3、ケアネット、メドピア、日経メディカルオンライン、メディカルトリビューンwebである。ID率はディテール数を示すD数のうち「新規処方意向」と「増やす意向」のインパクトがあったDの割合である。増減率のD数は、BからAの期間の増減割

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