医薬経済オンライン

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悩み深き病院経営に投資ファンドが救いの手

院長の高齢化や診療報酬低迷で生き残りも大変

2019年11月1日号

 投資ファンドの「ユニゾン・キャピタル」がグループの「地域ヘルスケア連携基盤(CHCP)」を通して埼玉県熊谷市の医療法人に経営支援を行う。支援を受けるのは154床を有する地域の有力病院「熊谷外科病院」。CHCPは同病院に担保権行使順位が低い代わりに金利が通常より少し高い20億円の劣後融資をし、経営改革をサポートするという。  早速、日本経済新聞が『ユニゾンが病院の経営立て直しに今後5年間で500億円を投資する。その第一弾が熊谷外科病院』と報じた。まるで投資ファンドが病院経営に乗り出すかのような書きっぷりだった。もっとも、文中では『日本の医療制度上、病院の経営主体にはなれないが、その枠組みのなかでも地域の有力病院と組んで投資先の社員総会で一定の議決権を持つ体制も整えたい考えだ』と伝え、改革を通して経営に参画するような話になっている。 ...  投資ファンドの「ユニゾン・キャピタル」がグループの「地域ヘルスケア連携基盤(CHCP)」を通して埼玉県熊谷市の医療法人に経営支援を行う。支援を受けるのは154床を有する地域の有力病院「熊谷外科病院」。CHCPは同病院に担保権行使順位が低い代わりに金利が通常より少し高い20億円の劣後融資をし、経営改革をサポートするという。  早速、日本経済新聞が『ユニゾンが病院の経営立て直しに今後5年間で500億円を投資する。その第一弾が熊谷外科病院』と報じた。まるで投資ファンドが病院経営に乗り出すかのような書きっぷりだった。もっとも、文中では『日本の医療制度上、病院の経営主体にはなれないが、その枠組みのなかでも地域の有力病院と組んで投資先の社員総会で一定の議決権を持つ体制も整えたい考えだ』と伝え、改革を通して経営に参画するような話になっている。  

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