薬業界の元祖「ゼロイチ」の軌跡
40歳代後半で脱サラした起業家
㈱薬新 井高恭彦
2019年11月15日号
病院、診療所が発行する院外処方箋を受ける調剤薬局。製薬企業の依頼を受けてMR業務を代行するCSO(医薬品情報提供受託機関)。今や何ら珍しくもない当たり前の事業として定着しているが、どんな事業にも草創期がある。この2つの事業の草分けとも言える起業家、伊藤昭氏(元アポプラスステーション代表取締役)が19年4月22日、85歳で逝去した。
「オンリーワン、ナンバーワン」をモットーに製薬企業人から調剤薬局経営へ、その後CSO事業を立ち上げ、病院給食事業にも挑戦した。何かに急き立てられるかのごとく、次から次に新規事業を手掛ける伊藤氏は、まるで泳ぐのを止めると死んでしまう回遊魚のようだった。
医薬品業界に限ったことではないが、昨今、技術革新のスピードが加速度的に上がり、過去に築き上げた成功モデルが必ずしも将来の成長に結び付くとは言えなくなっ...
病院、診療所が発行する院外処方箋を受ける調剤薬局。製薬企業の依頼を受けてMR業務を代行するCSO(医薬品情報提供受託機関)。今や何ら珍しくもない当たり前の事業として定着しているが、どんな事業にも草創期がある。この2つの事業の草分けとも言える起業家、伊藤昭氏(元アポプラスステーション代表取締役)が19年4月22日、85歳で逝去した。
「オンリーワン、ナンバーワン」をモットーに製薬企業人から調剤薬局経営へ、その後CSO事業を立ち上げ、病院給食事業にも挑戦した。何かに急き立てられるかのごとく、次から次に新規事業を手掛ける伊藤氏は、まるで泳ぐのを止めると死んでしまう回遊魚のようだった。
医薬品業界に限ったことではないが、昨今、技術革新のスピードが加速度的に上がり、過去に築き上げた成功モデルが必ずしも将来の成長に結び付くとは言えなくなった。
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