読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー
境界領域14%に存在する子どもたち
第133回
大西一幸
2019年11月15日号
ケーキの切れない非行少年たち宮口幸治著新潮新書2019年7月刊
今の若い人たちは知能テスト、いわゆるIQ検査というものを受けたり判定された経験は少ないようだ。読書子の私は、記憶にあるだけで小中高の3回受けさせられた。結果は知らされず、受けさせたほうだけが情報を知っているという不等感は否めなかった。しかし、その後、担任教師から「オマエ、やればできるんだから」と言われる級友が何人かいた。彼らも含め、何とアテにならないテストだろうという印象を持った。昨今、高学歴が大好きなエンタメの世界は、「IQ180」などと持て囃すが、発想が貧相で気持ち悪い。けれども、IQ検査がもう少し関心を持たれてもいい世界があることを今回の読書で知った。
ケーキの切れない非行少年たち宮口幸治著新潮新書2019年7月刊
今の若い人たちは知能テスト、いわゆるIQ検査というものを受けたり判定された経験は少ないようだ。読書子の私は、記憶にあるだけで小中高の3回受けさせられた。結果は知らされず、受けさせたほうだけが情報を知っているという不等感は否めなかった。しかし、その後、担任教師から「オマエ、やればできるんだから」と言われる級友が何人かいた。彼らも含め、何とアテにならないテストだろうという印象を持った。昨今、高学歴が大好きなエンタメの世界は、「IQ180」などと持て囃すが、発想が貧相で気持ち悪い。けれども、IQ検査がもう少し関心を持たれてもいい世界があることを今回の読書で知った。
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