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時流遡航

哲学の脇道遊行記ー実践的思考法の裏を眺め楽しむ

第4回 個々人の思考法と原風景との関係を考える

本田成親

2019年11月15日号

 よく私たちが見聞きする言葉のひとつに「原風景」というものがあります。一般的には、「原風景」という言葉は、ある人がそのもとで幼年期や少年期を過ごした自然環境や生活環境のことを意味しています。より踏み込んだ言い方をすれば、無意識のうちに幼少年期の心の奥深くに刻まれたそれら自然環境や生活環境様態についての根源的な記憶ということになるのかもしれません。  ある自然環境や生活環境のなかで実際に暮らしているときにはその影響をとくに意識するようなことはないのですが、成人してその地を離れ、大都会などのような異郷の地で新たな生活を送ったりするようになると、何かにつけてそんな原風景の数々が突然に甦ったりしてくるものです。しかも、日常的には蔭に隠れているにもかかわらず、それらがその人自身を支える大きな力となってくれるようなことも少なくありません。...  よく私たちが見聞きする言葉のひとつに「原風景」というものがあります。一般的には、「原風景」という言葉は、ある人がそのもとで幼年期や少年期を過ごした自然環境や生活環境のことを意味しています。より踏み込んだ言い方をすれば、無意識のうちに幼少年期の心の奥深くに刻まれたそれら自然環境や生活環境様態についての根源的な記憶ということになるのかもしれません。  ある自然環境や生活環境のなかで実際に暮らしているときにはその影響をとくに意識するようなことはないのですが、成人してその地を離れ、大都会などのような異郷の地で新たな生活を送ったりするようになると、何かにつけてそんな原風景の数々が突然に甦ったりしてくるものです。しかも、日常的には蔭に隠れているにもかかわらず、それらがその人自身を支える大きな力となってくれるようなことも少なくありません。そ

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