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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

放射線「距離の法則」の誤解

第88回

愛知医科大学 非常勤講師 照井資規

2019年11月15日号

 放射線による外部被曝から身体を守る基本的な考え方として、「放射線防護の三原則」と呼ばれるものがある。  図1「放射線からの身体の防護」にあるように、「遮蔽による防護」(放射性物質と身体との間に遮蔽物を置く)、「距離による防護」(放射性物質と身体との間に距離をとる)、「時間による防護」(放射性物質に曝される時間を短くする)の3つだ。  これらは、焚火に例えると理解しやすい。もしも焚火に近づく必要があるときには、熱に耐えられる消火服(防護服)を着用する必要がある。その際、身体を防護するものがなければ、焚火から距離をとるか、炎に当たる時間を短くすることで対処するだろう。  それと同様に放射性物質に近づく場合は、防護服を着用するか、あるいは放射性物質からの距離をとるか。何れにしても曝露する時間を短く...  放射線による外部被曝から身体を守る基本的な考え方として、「放射線防護の三原則」と呼ばれるものがある。  図1「放射線からの身体の防護」にあるように、「遮蔽による防護」(放射性物質と身体との間に遮蔽物を置く)、「距離による防護」(放射性物質と身体との間に距離をとる)、「時間による防護」(放射性物質に曝される時間を短くする)の3つだ。  これらは、焚火に例えると理解しやすい。もしも焚火に近づく必要があるときには、熱に耐えられる消火服(防護服)を着用する必要がある。その際、身体を防護するものがなければ、焚火から距離をとるか、炎に当たる時間を短くすることで対処するだろう。  それと同様に放射性物質に近づく場合は、防護服を着用するか、あるいは放射性物質からの距離をとるか。何れにしても曝露する時間を短くする

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