医薬経済オンライン

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変革期迎えた中国医薬品業界

がん対策の新たな目標

第31回 日系企業の製品も続々承認

シード・プランニング 沈友敏

2019年11月15日号

 中国の国家癌症センター(日本の国立がん研究センターに当たる)は19年1月、全国のがんに関する新たなデータを公表した。15年のがん患者は392万9000人と推定され、がんによる死亡者数は281万4200人に上った。  中国では、がんの早期発見・早期治療により、致死率が低下しているものの、社会環境の変化や高齢化、人口増で、死亡者数は10年ほど前と比べて、7割も増加している。  今回は、中国政府が策定した新たながん対策と、がん治療薬市場を見てみたい。  国家衛生健康委員会(NHC、日本の厚生労働省に当たる)は9月23日、10省庁と共同で「がん予防・治療実施プラン」を策定。がんの5年相対生存率を15年の40.5%から、22年には43.5%に引き上げることを目標に掲げた。  近年、中国では健康診査が普及し、早期発見・早期治療が可能となり、がんの...  中国の国家癌症センター(日本の国立がん研究センターに当たる)は19年1月、全国のがんに関する新たなデータを公表した。15年のがん患者は392万9000人と推定され、がんによる死亡者数は281万4200人に上った。  中国では、がんの早期発見・早期治療により、致死率が低下しているものの、社会環境の変化や高齢化、人口増で、死亡者数は10年ほど前と比べて、7割も増加している。  今回は、中国政府が策定した新たながん対策と、がん治療薬市場を見てみたい。  国家衛生健康委員会(NHC、日本の厚生労働省に当たる)は9月23日、10省庁と共同で「がん予防・治療実施プラン」を策定。がんの5年相対生存率を15年の40.5%から、22年には43.5%に引き上げることを目標に掲げた。  近年、中国では健康診査が普及し、早期発見・早期治療が可能となり、がんの5年

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