医薬経済オンライン

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拡張路線に猛進する神戸医療産業都市

「本庶センター」創設で議会・医師会の反発招く

神戸市議会議員 岡田裕二

2019年12月1日号

「成果も出さない、ただただ税金にぶら下がっている、起きているか寝ているかもわからないような研究者を増やすだけだ」  11月1日、神戸市庁舎1号館28階の会議室に怒号が響いた。市議会外郭団体特別委員会で、「神戸医療産業都市」が投資に見合った成果を挙げていないと、参加議員から追及の声が数多く上がったのだ。冒頭の発言はそのなかのひとつ、手前味噌だが、私の発言だ。  というのも、95年の阪神・淡路大震災からの復興プロジェクトとして、井村裕夫・京都大学名誉教授らが提唱し、00年に誕生した先端医療振興財団は、はや20年を迎えようとしている。  しかし、KIFMEC(神戸国際フロンティアメディカルセンター)における生体肝移植の患者連続死、IMDA(国際医療開発センター)の巨額負債と経営破綻、国家戦略特区化プロセスにおける医師会の猛反発など、... 「成果も出さない、ただただ税金にぶら下がっている、起きているか寝ているかもわからないような研究者を増やすだけだ」  11月1日、神戸市庁舎1号館28階の会議室に怒号が響いた。市議会外郭団体特別委員会で、「神戸医療産業都市」が投資に見合った成果を挙げていないと、参加議員から追及の声が数多く上がったのだ。冒頭の発言はそのなかのひとつ、手前味噌だが、私の発言だ。  というのも、95年の阪神・淡路大震災からの復興プロジェクトとして、井村裕夫・京都大学名誉教授らが提唱し、00年に誕生した先端医療振興財団は、はや20年を迎えようとしている。  しかし、KIFMEC(神戸国際フロンティアメディカルセンター)における生体肝移植の患者連続死、IMDA(国際医療開発センター)の巨額負債と経営破綻、国家戦略特区化プロセスにおける医師会の猛反発など、そ

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